(2010/DVCAM/モノクロ/ステレオ/16:9/30min)
弾ける身体、噴出する血。
「S−94」ウイルスが世界を血に染める中、二人の女が生き残った。
SHELTER No,2010、生きたい女、”美羽”、死にたい女、”アイス”、はそこにいる。
美羽は人類生存の為、男を探し求め、アイスは人類滅亡の為、死へと向う日々。
そんな二人のバランスは既に限界を超えていた。
突然、ノイズが空間を切り裂き、”周馬”と名乗る男の声が飛び込んでくる。
美羽は餓えた獣の目でバイクを走らせた…。
「S−94」に選ばれし謎の男、周馬を迎え入れたSHELTER No,2010。
しかし、美羽とアイスは周馬に触れる事さえ許されない。
果たして周馬は何者なのか?神となりえた存在なのか?
美羽、アイス、周馬、そして人類の行く末は?
全ての答えは血の海の中に浮かび上がる。
『ピノキオ√964』がDVD化され、再び注目を集める奇才・福居ショウジン監督が、前作『the hiding-潜伏-』の劇場公開から一年を経て、早くもその最新作『S-94』を完成させました。
本作は緊迫感あふれるストーリーと、凄まじいまでの描写で、観る者の目を一瞬たりとも離さずに、衝撃の結末に向かって一気に突き進んでいきます。
さらにゴシック・インダストリアル・ユニット「Despair」で活躍するRieuによるサウンドは、映画音楽の枠を超え、映像と真正面からぶつかり合い、火花を散らします。
かつて「インダストリアル・ノイズ・パンク・ムービー」(秋田昌美氏コメント)と評された福居ショウジン監督作品群は、過激な映像描写とサウンドに加え、劇場にPAと巨大スピーカーを持ち込んで、上映自体をライブとして展開させてきました。
本作『S-94』でも、監督自らが操る特殊なエフェクターを駆使した爆音ライブ上映ツアーを決行し、映画の常識をうち破る新たな試みに挑戦します。
新たな時代の幕明けを告げる衝撃のブラスト(爆破)・ムービーが、ついにそのベールを脱ぎます。
■ キャスト
美羽(みう):創木希美
生きたい女。
どんな困難な状況にも立ち向かう強い意志を持ち、次の世代(子供)を誕生させることに執念を燃やしている。
創木希美 公式ブログ http://ameblo.jp/n-hatsuki/
アイス:立島夕子
死にたい女。
絶望し、自虐行為を繰り返す日々。
しかし一人では死ぬ勇気を持たず、美羽を巻き込もうとする。
立島夕子 公式HP 立島夕子の地下要塞
http://undergroundfortress.web.fc2.com/
周馬(しゅうま)・・・石川ゆうや
ウイルスに犯されず生き残った抗体の持ち主。
人類の希望の鍵を握っている。
■ スタッフ
プロデューサー:友利栄太郎
監督・脚本・編集:福居ショウジン
撮影・録音:蔭山周
助監督:加島優一
監督助手:鈴木修人
制作:藤川久美子
制作デスク:東澤俊秀
美術:ホネ工房
衣装:甲斐さやか
特殊造形:椋梨夜
応援:中村研太郎
サウンド:Rieu(Despair)
ロケセット協力:都志美
企画・製作・宣伝:ホネ工房
2010年・9〜10月:Festival de Cine Inusual de Buenos Aires(アルゼンチン)(Internationl/Focus部門)
2010年・5月:ハンブルク日本映画祭(ドイツ)
2010年・5月:Mar del Plata 国際インディペンデント映画祭(アルゼンチン)(CINE INUSUAL EN EL MARFICI)
2010年・4月:ニッポンコネクション(ドイツ)(NIPPON DIGITAL部門 Shozin FUKUI Special)
2010年・1月〜2月:ロッテルダム国際映画祭(オランダ)(短編部門 Spectrum- Shorts)
2009年・10月:モントリオール・国際ニューシネマ映画祭(カナダ)(TEMPS ZERO)